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イネ黒すじ萎縮(いしゅく)

発生時期:8月〜9月  病原:ウイルス

伝染方法:ヒメトビウンカが病原ウイルスを媒介する。(このウイルスは、イネ縞葉枯病のように卵を通じて次世代に伝染することはない)

被害:株が萎縮し、穂が少なく不稔になる。

参考:葉身基部の葉脈が曲がりシワができることがわかりやすい特徴。また、病名のとおり葉身裏面や稈の一部にロウが吹き出たような褐色〜黒色条線を生じることがある。 

株が萎縮する  
草丈は正常株の5〜7割
発病株は出穂が遅くなる
穂数は少なく不稔になる
発病株
発病株
黒すじ萎縮病 発病株
黒すじ萎縮病 畦畔沿いに発生
黒すじ萎縮病 畦畔沿いに発生
葉身基部の葉脈は曲がって
シワを生ずる
葉身基部の葉脈が曲がり
シワができる  
葉身裏面の一部に、
ロウが吹き出たような
褐色条線ができる  
ロウが吹き出たような黒色条線
葉身裏面に黒すじができる
葉身裏面の黒すじ
稈に生じたロウが吹き出た
ような褐色条線
黒すじ萎縮病ウイルスを
媒介するヒメトビウンカ雄成虫
黒すじ萎縮病ウイルスを
媒介するヒメトビウンカ雌成虫

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