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防虫ネットの適切な目合い

1 防虫ネットの効果
 防虫ネットは、害虫の侵入を阻止する確実な方法である。

 ハウス栽培やトンネル栽培に活用することにより、防除回数の大幅な削減が可能となる。

 特に収穫期間が短い作物(コマツナ、ミズナ等)では、農薬散布を全く行わなくても済むことが多い。
 
2 防虫ネットの適切な目合いの選択
 栽培している農作物が被害を受ける害虫の中で、最も小さい害虫(飛来する成虫)の侵入を阻止できる、適切な目合いを選択する。  
 
防虫ネットの目合い 侵入を阻止できる害虫
1.0mm 蛾類成虫、カブラハバチ成虫
0.8mm 上記のほか、有翅アブラムシ類
0.6mm 上記のほか、キスジノミハムシ成虫、ハモグリバエ類成虫
0.4mm 上記のほか、アザミウマ類成虫、コナジラミ類成虫

コマツナのトンネル栽培 ネット目合い
(0.6mm、0.8mm、1.0mm)
コナガ成虫
(前翅長7mm)
カブラハバチ成虫
(体長8mm)
ワタアブラムシ成虫
(体長2mm)
キスジノミハムシ成虫
(体長2mm)
トマトハモグリバエ成虫
(体長1.6mm)
ミナミキイロアザミウマ
成虫(体長1.2mm)
タバココナジラミ成虫
(全長1.2mm)


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