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チャの寒干害

茶樹は長期間低温に遭うと葉が茶褐色に変色し「赤枯れ」になる。また、長期間低温・乾燥に遭うと葉が枯れ落ちるが、枯れ始めに葉が青くなることから「青枯れ」と呼ばれる。青枯れではほとんどの葉が落ち、枝や幹にも被害が及ぶことがある。このような災害を「寒干害」と呼んでいる。
寒干害を防止するため、産地では防霜ファンが設置されている。防霜ファンは茶園に10a当たり3カ所程度、高さ約6mのポールを立て、茶園の上層にある地面より4〜5度暖かい空気をファン(送風機)により茶樹面に送り込んで、被害を防ぐものである。  

赤枯れ
(低温により葉が赤褐色になる)
赤枯れ
赤枯れ
青枯れ(葉が青く変色)
青枯れ
(低温乾燥により葉が枯死する)
青枯れ(葉先から枯死)
青枯れ(葉の半分が枯死)
青枯れ(部分的に枝が枯死)
青枯れ(広い範囲で枝が枯死)
青枯れ(広い範囲で枝が枯死)
青枯れにより葉が落ちた
茶園(3月)
青枯れから回復し
始めた茶園(5月)
寒干害を防止する
ための防霜ファン
防霜ファンの送風機部分

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