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気温と害虫の活動の関係

1 気温と昆虫の活動
 昆虫は変温動物(外部の温度により体温が変化する)であるため、活動適温の幅が狭い。

 活動範囲は10〜30℃で、25℃が生育適温である害虫が多い。
 このため、4月〜11月が主な活動時期で、特に6〜7月と9月は増殖が盛んである

 高温になるほど害虫の発育が速くなるが、死亡率も増加するため、ハダニ以外の害虫は、8月は増殖がやや抑制されることが多い。

 ハダニは8月の活動が盛んである

ナスのハダニ被害 ナシのハダニ被害 プルーンのハダニ被害

(参考)熊谷の平均気温の平年値(1981〜2010年の30年平均)    単位:℃

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
4.0 4.7 7.9 13.6 18.2 21.7 25.3 26.8 22.8 17.0 11.2 6.3 15.0


2 夏期(7月〜9月)における害虫の卵から成虫までの日数

アブラムシ類
(胎生、幼虫を産む)
ハダニ類 アザミウマ類
ハモグリバエ類
小型の蛾類
コナジラミ類
大型の蛾類
7日 10日 15日 30日
 


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